以前、お気に入りアイテムということで『レギュレーターストーブ(SOTO)』の紹介をさせていただきました。11月中旬に一ノ瀬高原キャンプ場へ行って実際の使用感をご紹介します。温度計など数値を表記するものを持っていないので、あくまでも僕自身の体感で書かせていただくので、わかりづらいかと思いますが、できるだけ想像しやすいように表現していきます。
温度計を持っていないので、数字を表記できないのが申し訳ないのですが、まぁ場所や時間などがわかればだいたいどれくらいの環境なのかはお分かりいただけるかと思います。
場所
場所はこちら。結構奥深い山であることはお分かりいただけるかと思います。標高約1200mに位置するキャンプ場です。埼玉県内から向かった僕は、キャンプ場までは奥多摩湖の北側を湖沿いに通る道を車で向かいました。湖沿いを走っている途中に電光掲示板があり、14時過ぎに見たときは8℃という表記でした。奥多摩湖付近の標高で約500mです。標高が100m上がると気温は約1℃下がると言われていますので、同時刻でもキャンプ場では1℃低いくらいになります。この時点でおおよそ7℃くらいということになります。
時期
キャンプ当日は2018年11月24日~25日。
両日とも天気は良く、風もほとんど吹かないような最高の天気でした。キャンプ場に到着したときは15時半くらいで、場所選びと設営に時間がかかってしまい、実際に使用したのが18時過ぎ、冷え込みもさらに強くなってきます。
使ってみる
実際に冷え込んできた状況で、まずは点くのかどうか試してみたところ何もサポートすることもなく普通に点火しました。
火力もいたって普通で、ドロップダウンを起こしているような感じも見受けられません。
途中の道の駅で買った”鹿肉ソーセージ”なかなか美味しかったです♪
朝も7時くらいに起きてすぐにお湯を沸かしたり、ホットサンドメーカーを温めたりするために使用しましたがその時もちゃんと点いてくれました。
朝は霜柱が立つくらい冷え込んでました。
一番冷え込む深夜から早朝の時間帯は使うことはなかったのですが、大体は寝ている時間帯なので実際は使用することはないでしょう。
カセットボンベについて
ちょっと話しは逸れますが、先に燃料の説明を。
カセットガスに使われる燃料としては3種類あります。
『n-ブタン (沸点:-1℃)』
『イソブタン(沸点:-11.7℃)』
『プロパン (沸点:-42℃)』
上記3種類を混合してあります。
寒冷地用のCB缶(カセットボンベ)などは沸点が低い燃料を多く混ぜ合わせることで、外気温が低い状態でもより気化しやすいようになっています。100均一などで売っているものでも基本はブタンが使われているので、よほど冷え込んだ状況でなければ問題なく使用できます。
※ただし、メーカー推奨の製品以外では何か問題が起こっても保証されないので、くれぐれも気をつけて自己責任にて使用してください。
普通のカセットボンベは、使われているブタンの特性により
10℃以下⇒気化しにくくなる
5℃以下 ⇒ほとんど気化しなくなる
0℃以下 ⇒使用不可
というのが一般的な認識です。ただ、上記にもある通り寒冷地用に沸点の低い燃料を配合してあるボンベを使用した場合はこの限りではありません。ちなみに、ここで言う温度はあくまでも”外気温”の話で、実際には気化熱の作用によりボンベ本体は急激に冷えてきます。気温的には使用できる範囲内であっても、点火した途端本体が冷えていくことで、沸点あたりまで冷えて燃料が気化しにくい状況になり、火力が落ちてきます。この現象が『ドロップダウン』というやつですね。
裏ワザ
さて、ガスボンベの説明までさせていただいたところで簡単な”裏ワザ”
別に難しくもなんともないんですが”手でガス缶本体を温める”ってことです。
まぁ、ご存知の方も実際にやっているって方も多くいるとは思いますが、要するにガスが気化する温度に保ってあげさえすれば何の問題もなく点くってことなんです。極端に言えば、外気温が氷点下だったとしても体温は36℃以上はありますし、末端の指先でも確実に30℃以上はあるんですから、本体に触れているだけで中の燃料はちゃんと気化します。もし試すことができたら、ドロップダウンを起こしている状態で、ガス缶を手で温めてみてください、みるみる火力が上がっていきます。
まとめ
今や、どこのコンビニでもガスボンベは手に入る上にこの製品自体も非常にコンパクトになる。この汎用性の高さゆえに総合的にみて優秀なアイテムだと思います。『おすすめアイテム:レギュレーターストーブ』の記事でも色々と良さを書かせていただきましたが、今回の記事の内容も含めてこの製品の良さが伝わってもらえたら嬉しいです。
以上!keyでした!!^ー^)ノシ
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