焚き火を眺める為には安心して使えるチェアの用意が必須ですよね。
ポリエステル100%の化繊生地のチェアが主流だった従来に比べて、近年では難燃性加工された生地や、綿・麻などの生地(帆布またはキャンバス)を使ったチェアが主流になるなど、焚き火チェアは年々進化しています。
ただ、様々なデザインのチェアがあり、焚き火のやり方が違えばチェアの種類もそれに合わせる必要があります。1人(または2人)で近くでじっくり楽しむ、焚き火テーブルで囲ってみんなで楽しむ、など楽しみ方もそれぞれです。
そこで今回は、元アウトドア用品店店長が10年のキャンプ経験からチョイスした、焚き火チェアを9種類、カラー・形状・素材・高さなどなど、それぞれのスタイルに合うように選定してみました。画像以外のバリエーションがある商品もあるので、まずは参考に、ぜひ自分に合った焚き火専用チェアを探してみてください。
BUNDOK:焚き火チェア
渋いデザインが人気。座面高が低く焚き火をじっくりと楽しみたい方におすすめです。
◆製品仕様◆
使用時 | 570mmx590mmx560mm |
収納時 | 120mm×240mm×670mm |
耐荷重 | 80kg |
座面高 | 110mm |
重量 | 3.5kg |
【おすすめのポイント】
しっかりと強度のある綿100%の生地、火の粉にも強い難燃性素材です。座面高11cmと焚き火チェアの中でもこれ以上無いというほどの低さ。地面や焚き火に限りなく近く、焚き火の時間に没頭できます。
設営時のグラつきを指摘する声も多いのですが、荷重をかけることで安定する仕様となっています。
コールマン:ファイアーサイドフォールディングチェア
大人気商品フォールディングチェアの防炎仕様のシリーズ。
◆製品仕様◆
使用時 | 540mmx550mmx610mm |
収納時 | 530mm×90mm×560mm |
耐荷重 | 80kg |
座面高 | 280mm |
重量 | 2.2kg |
【おすすめのポイント】
軽量かつワンアクションで扱える手軽さはそのままで、ポリエステル製の生地に防炎加工を施しており、近くで安心して焚き火を楽しむことができます。座面は沈み込みすぎず、むしろ人によってはちょっと硬めに感じるしっかりした生地です。
たたんだ時に持ち手となるフレームが湾曲した設計になっており、身体に当たりにくいよう配慮もされているところが実は高ポイント。
ロゴス:Tradcanvas難燃BRICKキングあぐらチェア
あぐらチェアの最高峰モデルです
◆製品仕様◆
使用時 | 600mmx740mm×800mm |
収納時 | 190mm×190mm×940mm |
耐荷重 | 120kg |
座面高 | 220mm |
重量 | 3.5kg |
【おすすめのポイント】
難燃性素材を採用した難燃BRICKシリーズ。さらにキングモデルということで、レギュラーモデルよりも幅が広くなっており、背もたれは頭までサポートしてくれるハイバック仕様となっています。背面には収納に便利な大きなポケット付。
あぐらはもちろん、脚を伸ばす体勢にも最適な高さで、リラックス時間を完璧にサポートしてくれます。焚き火の音を聴きながら読書などもおすすめです。
タラスブルバ:バタフライチェア
木製フレームとコットン100%生地を使用したオシャレなチェアです。
◆製品仕様◆
使用時 | 530mm×590mm×700mm |
収納時 | 150mm×120mm×920mm |
耐荷重 | 80kg |
座面高 | 300mm(実測値) |
重量 | 3.5kg |
【おすすめのポイント】
フレームに使われているホワイトアッシュは、野球のバットに使われる強度の高い素材で耐久性が高く、コットン100%のファブリックは取り外せるので、洗濯して繰り返し綺麗な状態で使うことができます。チェア本体はどっしりとしていて非常に安定感のある座り心地です。
生地はコットン100%なので火の粉にも強く、焚き火の近くでも安心です。
DOD:タキビチェア
安定性を意識した生地とフレームを採用した焚き火専用チェア
◆製品仕様◆
使用時 | 600mmx560mm560mm |
収納時 | 600mm×280mm×800mm |
耐荷重 | 100kg |
座面高 | 235mm |
重量 | 3.3kg |
【おすすめのポイント】
スチール製のフレーム丈夫な帆布生地を採用、生地は二重になっており一番負荷のかかる座面部分は、さらに補強テープを縫い込むことで高耐久な仕様となっています。幅はやや広めで肘掛けが無いので、あぐらの姿勢にもなりやすく、しっかりとした安定感でリラックスして焚き火を楽しむことができます。
帆布の特性上、使うたびに少しずつ生地が伸びてきますが、そのおかげでだんだんと身体に馴染んできて使いやすいチェアに育っていきますよ!
ogawa:リクライニングチェア
3段階のリクライニング調整可能なローチェア
◆製品仕様◆
使用時 | 500mmx350mm570mm |
収納時 | 600mm×90mm×690mm |
耐荷重 | 80kg |
座面高 | 250mm |
重量 | 4.1kg |
【おすすめのポイント】
ogawaオンラインストアでも売り上げランキング上位3位に入る人気商品です。コットン100%生地とスチール製のフレームを採用し、安定感のある座り心地。持ち運びに便利な収納バックが付いています。
難燃加工されたポリエステル製のファイアプルーフブランケット(ogawa商品ページ)を合わせて使用すれば、気温がちょっと下がった夜でも安心して焚き火を楽しむことができます。
VISIONPEAKS:キャンバスリラックスチェア
ヒマラヤスポーツのプライベートブランド。
リクライニングの角度がポイントの焚き火仕様チェアです。
◆製品仕様◆
使用時 | 560mmx780mm860mm |
収納時 | 160mm×200mm×1120mm |
耐荷重 | 80kg |
座面高 | 350mm |
重量 | 3.3kg |
【おすすめのポイント】
火の粉に強いコットンキャンバス生地を使用。アルミフレームなので重量は比較的軽く持ち運びも楽です。頭までサポートできるハイバック仕様で、背もたれの角度がありリラックスした姿勢で座ることができます。肘掛けにも座面と同様の生地でカバーが施されているので、寒い季節でも安心です。
僕も同型のリラックスチェアを10年以上使用しており、今も現役で使っているお気に入りのチェアです。
Onway:コンフォートローチェアプラス
クッションカバーは取り外し可能。オプション品とのセット販売もあります。
◆製品仕様◆
使用時 | 605mmx820mm×750mm |
収納時 | 605mm×160mm×720mm |
耐荷重 | 100kg |
座面高 | 300mm |
重量 | 3.5kg |
【おすすめのポイント】
低めのミドルチェアで脚を伸ばしてゆったりとくつろげるリラックスチェア。こちらは、チェア本体とクッションカバーのセット商品です。ふかふかのクッションカバーをセットすれば抜群の座り心地。クッションカバーはオンウェイオンラインショップにて別途購入することができます。
竹製の肘掛けは外気の冷たさを吸収しにくいので、腕を置いたときにヒヤッとする感じがありません。別売りの収納バッグを使用すると持ち運びが簡単になります。
あまりの座り心地の良さに室内使用するユーザーも多く、焚き火やキャンプ用としてだけでなく家庭用としての需要も高いチェアです。
アディロンダック:リラックスキャンパーズチェア
ロングセラー商品キャンパーズチェアのリラックスモデルです。
◆製品仕様◆
使用時 | 570mm×680mm×900mm |
収納時 | 150mm×150mm×1130mm |
耐荷重 | 80kg |
座面高 | 350mm |
重量 | 2.9kg |
【おすすめのポイント】
僕も長年愛用しているハイスタイルチェア。フレームにはアルミを採用し軽量で持ち運びやすいです。フレームの動きが若干気になるところはありますが、8年くらい使用して一度も壊れたことは無く、耐久性が高く座り心地の良いチェアです。実際に、辛口評価のアマゾンレビューでも低評価の少ないということも、品質の良さを裏付ける結果と言っても良いでしょう。
注意事項はカラーは2種類ありますがそれぞれ使用する生地が違い、ベージュ/ネイビーはコットン100%ですが、ブラックはポリエステル100%となっているので、ブラックを選択した時は焚き火周りでの使用には気をつけてください。
まとめ
いかがでしたか?
難燃性素材を使用した焚き火仕様のチェアのご紹介でしたが、サイズやデザインは様々ですね。
自分のスタイルに合ったチェア選びの参考にしてみてください!