ローチェアやミドルチェアはキャンプサイトをオシャレな印象にしてくれる重要なギアです。キャンプ場に行くたびに見たことないようなカッコいいチェアが目に付きます。
つい欲しくなっちゃうけど、いざネットで探してみると「種類が多すぎてわからない!!」最終的に、展示品や仲間のチェアか、ECサイトでレビューを見て買うことになりますよね?
そこで、今回は元アウトドア用品店店長が10年のキャンプ経験からチョイスしたミドルチェアを紹介します!素材・サイズ・使い方・カラーなどいろんな種類のチェアを選んでみました。
使用時・収納時のサイズや一番重要な座面高や耐荷重など、必要最低限の数値を表記してあるので参考にしてみてください。ここでいう【ミドルサイズ】とは座面高が約25cm〜約35cmのチェアのことです。これから買いたいと考えている方の為に、それぞれのおすすめのポイントを簡潔に解説しています。
ぜひこの記事を参考に自分に合わせたチェアを選んでみてください。
そこで今回は、元アウトドア用品店店長が10年のキャンプ経験からチョイスした、ハイスタイルのチェアを10種類、カラー・形状・素材・高さなどなど、それぞれのスタイルに合うように選定してみました。画像以外のバリエーションがある商品もあるので、まずは参考に、ぜひ自分に合ったハイチェアを探してみてください。
Kermit Chair:カーミットチェア
創業から30年以上経った今も木製チェアの代名詞ともいうべき人気チェアです。
◆製品仕様◆
使用時 | 510mmx540mm×610mm |
収納時 | 110mm×160mm×560mm |
耐荷重 | 158kg |
座面高 | 300mm |
重量 | 2.4kg |
【おすすめのポイント】
一つ一つが職人の手によって作られています。木材パーツはダブルマリングレードポリウレタン塗装というコーティングが施されており、かなり高性能な耐水性と防腐性能となっています。また、強度の指標とも言える耐荷重は約158kg(350ポンド)と、別記事などでこれまでに紹介したチェアの中で最も高い数値です。そのほか、いくつかのガレージブランドより、付け替え用のファブリックやサイドテーブルなども発売され自分好みにカスタムすることもできます。
ogawa:ローチェア2
手前に座っても倒れにくい構造なのでお子様用のチェアとしても使いやすいです。
◆製品仕様◆
使用時 | 510mmx610mm×740mm |
収納時 | 90mm×130mm×910mm |
耐荷重 | 100kg |
座面高 | 350mm |
重量 | 2.3kg |
【おすすめのポイント】
ポリエステル製生地とアルミ製フレームの設計なので本体重量が軽量で取り扱いがラクです。肘掛けがないので横に動けるようになり、テント内やタープ下での移動しやすくなります。座面は硬めでしっかりと身体をサポートしてくれます。立ったり座ったりの動作がしやすく、座面が沈み込まないので腰にもあまり負担がかかりません。
コールマン:コンパクトフォールディングチェア
簡単・軽量・リーズナブル!シンプルな万能チェアです。
◆製品仕様◆
使用時 | 540mmx550mm×610mm |
収納時 | 540mm×850mm×865mm |
耐荷重 | 80kg |
座面高 | 280mm |
重量 | 2.1kg |
【おすすめのポイント】
背中と太ももに当たる部分のフレームが湾曲しており、使用時にフレームが身体に当たらないようになっています。サイズとしては子供用のチェアには最適ですが、座面はしっかりと張りがあり大人でも問題なく使用できます。コールマンカラーのレッドが人気のカラーですが、限定モデルやコラボカラーなど多数のバリエーションがあり、価格もリーズナブルなので自身のコンセプトに合わせやすいチェアです。
ヘリノックス:チェアゼロ
チェアワンを改良し、軽量・コンパクト性を高めたモデルです。
◆製品仕様◆
使用時 | 520mmx480mm×640mm |
収納時 | 100mm×100mm×350mm |
耐荷重 | 120kg |
座面高 | 280mm |
重量 | 0.5kg |
【おすすめのポイント】
なんと言っても重量約500g(収納バッグ重量込)はさすがヘリノックス。チェアワンに比べて、ポールをより細く、座面は丈夫な素材を採用して強度を下げることなく軽量化したという、徹底的に軽さにこだわったチェア。収納サイズもコンパクトなので、登山の時や自転車やバイクなどのツーリングキャンプの場合には、持ち運びが楽なので非常におすすめです。
オプション品として、地面への沈み込みを軽減させる脚に取り付けるチェアボールフィートや、風で倒れるのを防ぐチェアアンカーなどといったものもあり、組み合わせて使うことでより使い勝手が良くなります。
DOD:ローローバーチェア
イギリス軍がランドローバーに車載していたローバーチェアを低く改良したチェアです。
◆製品仕様◆
使用時 | 550mmx610mm×720mm |
収納時 | 550mm×130mm×805mm |
耐荷重 | 80kg |
座面高 | 310mm |
重量 | 2.1kg |
【おすすめのポイント】
人気のチェアとは一味違った雰囲気を感じさせるチェア。生地には丈夫な帆布(コットン)を使用しており、座面の部分は二重にして補強テープを縫い込むことで耐久性を向上させています。プラスドライバーやレンチなどで簡単にファブリックを外すことができてカスタムが可能です。ただし、公式では販売されていません。
本家ローバーチェアの交換用ファブリックではありますが、Hanptydedo様やSotoLabo様(商品ページリンクあり)などで購入することができます。チェアのフレーム形状は、本家ローバーチェアがやや台形なのに対し、DODのローローバーチェアは形状が平行ですが装着はできるようです。縫製技術に自身のある方は自作してみるのもいいかもしれませんね!
クオルツ:リーンチェア
リクライニングができるコンパクトチェア。頭までサポートしてくれるハイバック仕様です。
◆製品仕様◆
使用時 | 570mmx640mm×1010mm |
収納時 | 115mm×115mm×440mm |
耐荷重 | 80kg |
座面高 | 380mm |
重量 | 2.1kg |
【おすすめのポイント】
後ろに体重をかけることでリクライニングする仕様のチェア。収納バッグは脚に取り付けることで小物入れとして使用できます。左右に少し膨らんだアームサポートと頭部のヘッドクッションにより心地よい座り心地。背面に取り付ける1本のフレームにより長い背もたれを安定させ、しっかりと身体を支えてくれます。
座面高は約38cmという表記ですが、太もも部分の高さとなります。お尻部分は数cm低く実際に座ってみるとやや沈み込むので、ミドルスタイルにちょうど良い高さとなっています。
Onway:コンフォートローチェア
ソファよりも座り心地が良いと言われるほどのチェア。ファンになってしまったら手放すことはできません。
◆製品仕様◆
使用時 | 605mmx820mm×750mm |
収納時 | 605mm×160mm×720mm |
耐荷重 | 100kg |
座面高 | 300mm |
重量 | 3.5kg |
【おすすめのポイント】
生地は6号帆布(キャンバス生地)肘掛けには竹と、それぞれ天然素材を使っています。横幅が60cmととても広いく、足を投げ出してくつろげるリクライニングチェアです。ワンアクションで折りたためる手軽さで家庭使用する方も多数。実際にECサイトでの評価も非常に高いチェアです。
座面はほぼ水平で、座った時の沈み込みが少ないのでダイニングチェアとしても安定感があります。生地の6号帆布(キャンバス生地)は火の粉でも燃え広がりにくいので、安心してゆっくりと焚き火を眺めることができます。
スノーピーク:ローチェア30
スノーピークを代表するチェアです。がっしりとした設計で安定感は抜群です。
◆製品仕様◆
使用時 | 580mm×650mm×860mm |
収納時 | 160mm×180mm×1010mm |
耐荷重 | 100kg |
座面高 | 300mm |
重量 | 3.6kg |
【おすすめのポイント】
座ってみるとまず感じるのは安定した座り心地。後ろ側の脚は地面に沈み込みにくく、竹を使った肘掛けは冷えが伝わりにくいよう設計されています。計算し尽くされたバランスで同ブランドのテーブルとの相性は完璧です。
リクライニング仕様ではないですが、立ち座りの動作が楽なので、料理をしたりアクティビティを楽しんだり、コンスタントに動きがあったり作業をするにはおすすめのチェアです。
コールマン:フォールディングチェアワイド
2022年の新作。人気のコンフォートフォールディングチェアのゆったりサイズです。
◆製品仕様◆
使用時 | 670mm×620mm×1010mm |
収納時 | 1670mm×80mm×960mm |
耐荷重 | 100kg |
座面高 | 280mm |
重量 | 2.2kg |
【おすすめのポイント】
従来モデルに比べて座面の広さが約15cmも広くなり、背もたれは肩はもちろん頭までサポートできるようハイバック仕様になっています。重さはほとんど変わらず子供でも簡単に扱えるチェアです。カラーバリエーションも同様なので、コンパクトモデルを子供用にワイドモデルを大人用として揃えるの良いかもしれませんね!
タラスブルバ:バタフライチェア
1979年アシックスのブランドだったタラスブルバ。2017年にスポーツオーソリティのPBとなり再稼働した、実は老舗アウトドアブランドです。
◆製品仕様◆
使用時 | 530mm×590mm×700mm |
収納時 | 150mm×120mm×920mm |
耐荷重 | 80kg |
座面高 | 300mm(実測値) |
重量 | 3.5kg |
【おすすめのポイント】
フレームに使われているホワイトアッシュは、耐久性が高く野球のバットに使われる強度の高い素材です。コットン100%のファブリックは取り外せるので、洗濯して繰り返し綺麗な状態で使うことができます。チェア全体にある程度の重量があるため、座った時のグラつきが少なく安定感があります。
座面高は公式では表記がありませんが、ネット上の情報からお尻部分の座面高がおおよそ30cm~35cmくらいとなります。
コールマン:ヒーリングチェア
一見普通のチェアに見えますが実は抜群の安定感
◆製品仕様◆
使用時 | 570mm×580mm×760mm |
収納時 | 190mm×110mm×900mm |
耐荷重 | 80kg |
座面高 | 350mm |
重量 | 2.5kg |
【おすすめのポイント】
湾曲したフレームが特徴的なこのチェア。座ってみると歪みや揺れを全く感じない非常に安定した座り心地です。収束型で細く収納でき軽量なので持ち運びも楽々。アウトドアチェアの新しい形ともいえます。なんといってもこの品質でこの価格はさすがコールマンです。
まとめ
いかがでしたか?
流行っていることもあって、ミドルスタイルはいろんなデザインのチェアがあります。
何を重視するかを基準に選んでみましょう!
ハイスタイル・ロースタイルのチェアも紹介しておりますので、こちらも参考にしてみてください!