ペットボトルランプって知ってますか?
ちょっと気になるものを見つけたのでやってみました。理科の実験も兼ねて、キャンプギアを代用することができるのか?災害等の非常時の対応策であったり、フィリピンなどの電気の通っていない国や地域で、灯りを得る手段としても実際に利用されている方法だそうです。
一般的に広まっている方法としては、500mlペットボトルに水を入れてキャップ2杯分くらいの漂白剤を入れて、太陽の光やライトの光を当てることでランプの代用品となるというものです。
要するに光が乱反射すればいいのだから…何か入っていれば光が拡散する?
というわけで、身近にある【白く濁っている液体】を何種類か用意してちょっとした実験してみました!
まず、買ってきたのが3種類のジュース
・カルピス
・ソルティライチ
・アクエリアス
その他に
・漂白剤入りの水
・塩水(大さじ1と、大さじ2)
今回はとりあえず5種類で試してみました。
ライトは、わかりやすくするために懐中電灯より光の強い、卓上で使用する白熱灯を使用します。
奥の白い壁の反射で多少判断できる部分はあるかと思いますので、その辺りも気にして見ていただければと思います。
代用ランプ:ただの水
まずは、基準としてただの水(厳密には多少の不純物が入ってはいるんでしょうが)
光を乱反射させるほどの物質が入っているわけではないので、当然のことながら蓋の部分に光が当たっているだけの状態ですね。
奥の壁の光を見ていただくとわかるかと思いますが、光に層ができていますね。底の部分から拡散せずに光が通り抜けて蓋に当たっています。途中の部分では光が拡散していないことがわかりますね。
代用ランプ:漂白剤入り水
次に漂白剤入りの水です。
実際にやってみたのは初めてですが、水のみの状態よりは光が拡散しているのがわかります。
見た目には、ただ透き通っているだけのような漂白剤入りの水ですが、実際はいろんな成分が光とぶつかることで拡散させているということなんでしょうか?
結果がわかっていても、実際にやってみてその現象が目の前で起きると改めて不思議に感じます。
代用ランプ:塩水(大さじ1)
次は塩水です。
最初はペットボトルにいっぱいに水を入れた状態で、大さじ一杯の塩を入れよく振って、水に溶かします。画像ではわかりにくいかもしれませんが、水のみの時よりもやや光が拡散していました。
代用ランプ:塩水(大さじ2)
次は、塩をさらに杯追加してやってみました。
実際には1杯の時よりも、多少光が拡散してるような感じがありました。
代用ランプ:アクエリアス
おっ!これはなかなかいいんでは!?
全体的に発光していて、いかにもランプっぽくなってます!
特に中身を振ったりすることもせず、そのままライトの上に乗せただけでこれだけ光ってくれました。テーブル上を少し照らすだけであれば、これでも結構いけそうです。
代用ランプ:ソルティライチ
おぉ〜!さっきよりイィ!!
今回実験してみた中で、僕個人としてはこれが代用ランプとしてしっくりきました。画像ではあまり比較しにくいかもしれませんが、光が通り過ぎることもなく、とはいえ遮られるということもなく、ペットボトル全体が白い発光体として機能していました。
奥の壁にも光がまんべんなく飛んでいて影が全くみえませんね。
並べてみるとこんな感じです。
右のソルティライチの方はペットボトルの下の方まで光が届いています。
代用ランプ:カルピス
今度はカルピス
見ての通り、濁りが濃すぎて下半分にはなんとか光が届いているんですが、上半分までには光が届いていません。
半分のサイズのペットボトルならちょうどいいってことなんでしょうか?あと、中で光が飛び交い過ぎているとうことなのか、外に出てくる光も心なしかあまり広い範囲まで明るくはなりませんでした。
まとめ
部屋は当然、真っ暗の状態で実験してみましたが、このランプはあくまでも代用ということで、光を拡散させる簡易的な方法です。テント内や場内の暗い場所を確認するほどの光量を得るには、さらに工夫が必要ではありますが非常時の知識として覚えておくのもいいと思いました。
キャンプに漂白剤なんかもっていくか~~い!!
っていうことで、手に入りやすいものなど実際にキャンプに持って行きそうなもので試してみました。
少し工夫すると、100均のライトでテーブル上を演出するのも簡単にできますね♪
遊び半分で是非楽しんでみてはいかがでしょうか?
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