料理はキャンプの中でも強く思い出に残るイベントの一つです。子供たちや初めての友人と一緒の時には、やはりキャンプならではのキャンプ飯を味わいたいものですよね。
そこで今回は、ダッチオーブンを使った豚スペアリブのコーラ煮をご紹介します!
『え、肉にコーラ!?』という子供たちの新鮮な反応は、手品をしているような感覚でとても楽しくなります。その上、調理はとても簡単♪♪煮込み料理ですが、ダッチオーブンを使うので沸騰により煮汁が飛びすぎてしまう心配もありません。いくつかのポイントだけおさえればほぼ放置でOK!!
下ごしらえをして煮るだけの楽ウマキャンプ飯!
ポイントさえ覚えてしまえば、いろんな食材でアレンジしやすいので覚えていて損はありません。クックパッドなどでも多数のレシピが出てきますが「〜g」「〜ml」といった表記ではない比率でも表記しています。調味料の量を計算する必要がなく、肉の種類や量は関係なく応用できるのでぜひ参考にしてみてください。
材料
- 豚スペアリブ:1(量や種類は何でもOK)
- コーラ:1(肉の重さと同量)
- 醤油:0.1(肉の重さの1/10)
- 料理酒:0.1(醤油と同量)
- みりん:005(醤油の1/2)
- 塩コショウ:適量
(例)
- 肉:800g
- コーラ:800g(ml)
- 醤油:80g(ml)
- 料理酒:80g(ml)
- みりん:40g(ml)
- 塩コショウ:適量
こんな感じ。ml(ミリリットル)とg(グラム)は同じ重さでOKです。
より美味しく作るためにはレシピによっては細かな配分の違いはありますが、ポイントは肉の量を1として調味料の分量を合わせるだけです。塩コショウは、調理前に肉の全面に軽くふりかけて擦り込むだけですので、味付けするほどの量は必要ありません。コーラの種類は何でもOKです。
『比率で書かれても分量はわからない!!』
という方は、コーラがあるのでペットボトルのキャップを利用してみてください。すり切りいっぱいで液体の調味料はおおよそ7g前後を計量することができます。表面張力で盛り上がるくらいまで入れると約1gくらい多くはなりますが、大きく影響するほどではありません。
作り方
肉に塩コショウを擦り込む
塩コショウをまぶしてしばらく放置(30分〜1時間ほど放置)して塩がなじんでくると、肉の表面に水分が出ているのが確認できます。(塩分の浸透圧の効果で、内部の水分と塩分が入れ替わる作用です)
肉が浸るまでコーラを入れる
鍋に肉を並べて入れ、8割〜9割程度が浸るくらいまでコーラを入れます。
材料の表では肉と同量の分量で表記してありますがあくまでもおおよその分量です。肉を煮るためにある程度はコーラに浸った状態で煮る必要があるため、鍋の大きさやそれに入る肉の量によって適量を使用します。コーラを入れたら中火にかけます(鍋底から鍋側面に火が漏れない程度)
アクをとる
火にかけて沸騰してくると、アクがどんどん出てきますのでスプーンやおたまなどで丁寧にすくいとります。
持っていないという時は、アルミホイルをぐしゃっと丸めてから広げ直して、落とし蓋にしておくとアルミホイルにくっついてあくとりができる。という裏技があります。そのほかでは、コーヒーフィルターやキッチンペーパーなどで取ることもできますよ。
とはいえ、完全に取らないと不味くなったり食べられなくなるというわけではなく、アクの泡の中には旨味成分も入っているということもあるので、そこまで神経質になる必要もありません。綺麗に処理した方がより繊細に仕上がるというだけのことです。
蓋をして30分煮る
アクとりが終わったら醤油・料理酒・みりんを全て入れて、コトコトと落ち着いて沸騰するくらいの弱火まで下げて、蓋をして30分煮込みます。
水分が飛んでいかないように蓋は開けずにスマホのタイマーをセットして放置!
沸騰していて蒸気は抜けていきますが、30分くらいで煮汁が煮詰まったりするほど減るようなことはないので安心して放置しておいてください。
タレを作る
煮込みが終わったらほぼ調理は終わり。鍋から肉を取り出し、汁が少しトロッとしてくるまで煮詰めてタレを作り、肉にからめてたら完成です。
が、最後が仕上がりを左右するポイントなので注意してください。
汁を早く煮詰めようと火力を上げると、糖分がとても焦げやすいので強火にしないように注意!少しでも焦げてしまうと、タレ全体に焦げのにおいが広がってしまい全てが台無しになります。
火力中火程度にしてスプーンやおたまなど、無い時は箸でもいいので常に煮汁を回します。慣れていないとずーっと張り付いて見ていてわからなくなってくることもありますが(笑)、とろみが出る頃は水分がほとんど飛んでしまっている状態なので、煮詰める前と比べてみるみる量が減っていくのがわかると思います。
沸騰が強すぎて泡が多く出ていると量が減っていることに気づきにくいので、弱めの火力で煮詰めていきます。焦げ付かないように細心の注意を払ってください。
少しとろみが出てきたら取り出しておいた肉を鍋に戻し、タレをからめてスペアリブのコーラ煮の完成!!
*肉を入れたまま煮詰めてもいいですが、汁だけで煮詰めた方が確認しやすくなります。煮詰まるまでも肉が冷めるほどの時間はかかりません。やりやすい方で仕上げてみてください。
まとめ
最後に工程を簡単におさらいします
1・塩コショウを全体にまぶして30分以上放置
2・肉が浸るくらいまでコーラを入れる
3・中火で沸騰させアクをとる
4・『醤油と酒は1/10』『みりんはその半分』
5・調味料を全て入れ蓋をして30分煮る
6・汁を煮詰めてタレを作る
7・タレをからめて完成!
肉に味を染み込ませるレシピ、肉がほろほろになるまで煮込むレシピなど、さまざまなやり方はありますが、覚えやすい簡単コーラ煮レシピとして参考にしていただきたいです。
実際の調理としてはほとんどやることはないので、やったことがない方は自宅で試してみてください!鶏の手羽元で作ってみてもとても美味しくできますよ!