キャンプという旅行〜群馬・栃木〜

キャンプ
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遠くに行かなくても隣県だって県内の山地だって、普段の生活から離れた環境に入り込んだらそれってもうじゃないですか?僕はいつもそう考えます。そしてまた、僕はキャンプに行った時は決まって温泉に入ります。現地の温泉はマストです。

キャンプ場みたいな人里離れたところに行くと、そこまでの通り道とか近隣に温泉があったりします。キャンプの日の夜だったり翌日の帰りだったり。個人的には、撤収作業を終えてから、帰りに昼間から温泉に入るのが結構好きなんですよね。

キャンプ場周辺の温泉を探すときはネットの情報は限りなく頼りません

キャンプ場の管理人の方や、行く途中の小さい商店の方とか、まずは地元の人にいい温泉がないかどうかは直接話して聞いてみます。行ったこともないのにカット&ペーストしただけみたいな情報よりも、地元の方々と話してみる方がよっぽど信用できるし楽しいです。

せっかく遠出してるわけなので、キャンプ場の周辺の環境であったり、施設を利用するということは、次回以降利用する上でとても大事なことだと思います。キャンプ地だけを2日間の予定とするにはもったいない気がしませんか?

たとえば『キャンプ場から車で10分のところに、とっても美味しいうどん屋さんがあって、そこの店主がアウトドア好きの楽しい人なんだよ!』なんて経験があれば、そこのキャンプ場にまた行きたくなるでしょうし地域そのものを好きになると思います。

長野県の戸隠で出会ったのは、煉瓦造りの巨大な囲炉裏が印象的、おしゃれな内装で絶品の信州そばをいただけるお蕎麦屋さん。

山梨県では、河口湖の目前で古風な民家をそのまま利用した、落ち着いた雰囲気の安くて美味しいうどん屋さん。

など、今まで行った先々で気に入ったお店はいくつも頭の中にマークしてあります。

不慣れな土地に行くので、自分好みのお店に出会うというのはなかなか難しい…。ですが、旅の途中で地元の方にちょっと話してみたり周辺を散策して、そこで得られる新しい出会いや発見が、2日間という時間をより楽しいものにしてくれます。

今回の中禅寺湖キャンプでは、翌日午後に急な用が入ってしまい急ぎ足にはなってしまいましたが、初めての地域ということもあって周辺も環境も楽しんできました。

中禅寺湖から車で10分程のところにある湿原戦場ヶ原

山の神が大蛇と大ムカデの姿で戦ったとされる伝説がありそれが地名の由来になったとか。

火山の影響でできた湖に植物などが堆積してできた湿原だそうです。

ぱっと見ると湿原というよりは草原に見えますね。

それよりもまず、しばらく山を登りこの標高1400mほどのところに、急に広く平坦な地形があるってとても不思議な感じです。

山の上にある広大な土地といえば牧場をよく見かけたりしますが、傾斜していたり平坦ではないですよね。湿原なので実際の地面は凹凸があるとは思いますが、かなり遠くまで丘も無く平原が続いている光景というのはあまりみることのない景色ですね。

人の手を加えることもなく創造される地形、見れば見るほど神秘的でなんだか感慨深いものがあります。自然の造形美こそ芸術ですよね。

案内板なんかをゆっくり読みながら、しばらく周辺の景色を眺めていました。


さすが、観光地ですね。蝶々もカメラ慣れしています。

戦場ヶ原の反対側にはお土産屋さんやお食事処などがあり、駐車場もとても広くて、この界隈の中継地点になっているような感じです。

時間も迫ってきていたので、ほんの30分程度の観光で帰路につきます。

ここからさらに山の上の方向に向かうと、湯ノ湖という湖のほとりに温泉街があります。菖蒲が浜キャンプ場の管理棟にはこちらの中にある日光小西ホテルの、日帰り入浴の割引券(1000円⇒600円)がついたパンフレットが置いてありましたが、時間の都合で今回は諦めました。

とはいえ、どうしても温泉だけは諦めきれなかったので、ちょっと話をしてみると面白い情報を入手。

群馬方面に帰るには、この日本ロマッチック街道(戦場ヶ原沿いの国道120号)→いろは坂→国道122号線で渓谷沿いに走っていくのですが、渓谷に沿って群馬県と栃木県を結ぶように通っているわたらせ渓谷鉄道(通称:わ鉄)の途中に温泉のある駅がある。ということ。

ん?駅に温泉…???

到着してみると本当にありました。

面白い組み合わせです

画像左側に駐車場、線路をまたぐ橋を渡り画像左に見える『ゆ』の暖簾のところが入口。

入口を入ってすぐに受付があり、そこから脱衣所までもすぐ隣にあります。料金も600円と安くて、車を降りてから10分で浴槽に浸かることができます。

渓谷沿いで陸橋の上から見渡す景色もとても綺麗です。また見ての通り、温泉からは周辺の渓谷を一望できるようになっており、春や秋には温泉につかりながら桜や紅葉を楽しむことができます。(浴室等の撮影はできませんでした)


渡良瀬川のかっぱ伝説にちなんで名付けられたかっぱ風呂。浴槽内にもいます。

湯加減もちょうど良くて、施設内・脱衣所・浴槽内どこも綺麗にされてあり、非常に気持ちよく利用できる施設です。

今回、ブログで紹介させて頂きたい旨を伝えたところ”是非、よろしくお願いします”とのことだったのですが、ツアーの方々だったと思いますが他の観光客の方も多数いらっしゃったので、施設内での撮影はちょっと控えさせていただきました。リンクを貼らせていただきましたので、よかったらご覧下さい。↓↓

水沼駅温泉センターHP

とても気軽に利用できるレスポンスの良さは、この周辺を通る時には絶対予定に組み込んでおきたいと思うほどでした。僕はいつもキャンプに行くために車移動が基本ですが、電車旅で利用してみるのも楽しそうですね!

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