晩秋の一ノ瀬高原キャンプ場:山梨県
”寒さ”を感じると、なぜか焚き火だとか煙の匂いを欲する体質になってきた今日この頃。前日まで行こうかどうかすら悩んでいたのですが、やっぱりここ最近の『冬の香り』を感じたら行かないわけにはいかない!!というわけで冬キャンプを決行。3年前くらいに知った山梨県の山奥にあるキャンプ場に行くことにしました~~。
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一ノ瀬高原キャンプ場
秩父多摩甲斐国立公園内にあるキャンプ場。こちらのキャンプ場に来たらまずは『自然体』という印象を強く感じました。はっきり言って”山の中に開けた場所がある”という言い方が合ってると思います。手をかけすぎず山間部のロケーションをそのまま残してあり、自然に浸っている感覚を存分に味わうことができます。登山のベースキャンプ地として利用されることもあるそうです。
利用料金
駐車料金
車1台 | 500円 |
バイク1台 | 300円 |
キャンプ利用(テント泊)
大人一人 | 1000円 |
小学生一人 | 500円 |
幼児一人 | 300円 |
バンガロー(1泊)
3帖 | 3,600円 |
6帖 | 7,200円 |
7.5帖 | 9,000円 |
12帖 | 14,400円 |
※バンガローを利用する場合は”キャンプ利用”の料金はかからないとのことです。
この他にも、別途500円で管理人さんがバギーで荷物を運んでくれるサービスもあります。
料金については上記の通りです。バイクのソロキャンプでの利用であればたったの1,300円!!激安で素晴らしいロケーションを楽しめるとあっては、もう最高ですね~♪僕もバイクにしようかな(笑)
”オートキャンプ場”ではありません
頂いた案内図です。シワシワですいません(汗
ひとつ注意点として、こちらは荷物は全て手押し車にて持ち運ぶことになります。
ただ、案内図にある”駐車場”よりさらに手前(上)のエリアにもテントを張るスペースがあるのですが、その辺りだけは車を付けてもいいとのことです。
案内図を見るだけではわかりませんが、実際は傾斜や起伏が山の地形のまま残っているような状態です。今回の記事の画像では、落ち葉であまり地面が見えませんが、木の根っこが張り出していたり、大きな石がゴロゴロしてる場所もあったりするので、想像以上に持ち運びに苦労します。ファミリーキャンプの装備はあまりおすすめしません。
ロケーション
『野趣味溢れたキャンプ場』というよりは『山そのもの』といった感じ。ブッシュクラフトなどに興味を持たれるような方であれば気に入ること間違いなし!少なからず僕もそういった人間なので、きっと共感できるものと思います。
多摩川の最上流域の綺麗な水がキャンプ場を囲う様に2本流れています。周囲に立つ木々は高くて”高原”と名がついてますが、森の中といった感じ、今回は葉っぱが落ちてしまっていたのでこれだけ日が差していますが、夏場はまさしく山の中という雰囲気を堪能できることと思います。
ちょっと薄曇りの天気で見えづらかったので、下の画像は翌朝に撮りました。
雫の木テント場の先端(案内図でいう下の部分)
しらかばテント場
アセビ尾根(下方向)
アセビ尾根(上方向)
第一テント場
主要の道路からも距離があるので、車の音が聞こえてくることもありません。『自然に浸りたい』という思いが強ければ強いほど体感していただきたいキャンプ場かと思います。
一期一会なお話
というわけで、これだけの山奥のワイルドなキャンプ場ですからやはり利用される方々もワイルドなようです。
この日は、到着がやや遅れてしまい15時過ぎにようやくキャンプ場に到着し、場所選びと荷物運びに時間がかかってしまい、テントの設営をしようとした頃にはもう16時を回ってしまっていました。
そんな時、1つのグループのサイトのちょっと脇の方に、ちょうど張れそうな場所がありました。”雫の木テント場”というエリア、木々に囲まれている上に周囲の傾斜のおかげで閉鎖的な空間になっています。
お隣の方に割と近距離になってしまいそうなので、確認のため先に一言「隣いいですか?」と声をかけると「あ、いいですよ~」と快く了解していただいたかと思うと「ちょっとうるさくなりますけどいいですか??」と。まぁ、自分も音楽を聴いたりしてるし、バシバシ写真とったりもするし「むしろその方が僕も助かります~」というわけで、日暮れ前までに設営せねば!!と急いで設営。
暗くなった頃にようやく落ち着きました~。
ふと気が付くと音楽が聞こえてきました。「スピッツ」「ミスチル」「Superfly」・・・『もしかして同年代か??』とか思って、ちょっと覗いてみると・・・なんと目の前には白い幕にプロジェクターで映画鑑賞!?僕の中では前代未聞の光景にちょっとびっくりしましたが、とても新鮮だったので、むしろ後ろの方から楽しんでいました。
「僕もちょっと後ろから見させていただいてもいいですか?」と声をかけてみると「こっちで一緒に見ましょうよ!」と、これまた快くお誘いいただいてご一緒させていただくことに。お隣さんは登山グループの方々で、一ノ瀬高原からほど近い”大菩薩嶺”へ登ってきたということでした。何故かはわかりませんが、毎回『岳』という映画を見ているんだそうです(笑)
アウトドアアクティビティの中でも今の僕が一番興味のある分野である『登山』。映画が終わってからも色んなお話を聞くことができ、とても勉強になりました~。翌朝は僕の撤収の手伝いなんかもしていただいたり、最終的にはLINEのグループに招待までいただきました。
ほんの数時間前に初めて会ったばかりというのに。あまりにも嬉しくて感謝しすぎて、うまく言葉が出てこず『ありがとうございました』と頭を下げるくらいの事しかできなかった自分がちょっと情けなかったです。
本当にフランクで楽しい方々に出会えました。同じ方向性の人と出会えるというのも、この空間や時間の良さを”共感”できるからこそですよね。
さ~て”次”に向けて!テントとシュラフとザックとインナーとパンツとグローブに・・・え~と、登山まであとどれくらい用意しなきゃいけないんだ(^^;
以上!keyでした!!
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